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働くことはプラスα


カランコエに来た時は大学を休学中でした。就職したい気持ちは大きいのに自分の病気の症状がつかめないので、社会へ出ることに不安がありました。社会へ出る前の足場となる場所を探していたところ、カランコエを見つけました。

カランコエに決めたのは「就職はゴールじゃない」と言ってくれたからです。自分の症状を理解し、健康に働くためのベースをつくりたいと思い、通うことにしました。


カランコエに通うようになったら、受け身の授業ばかりではなく、塾生同士でのコミュニケーションを取る時間多かったおかげで、自分のことを客観視できるようになり、視野が広がっていきました。客観視することで、自分のことを知る大切さや立ち止まる大切さを知りました。昔は次から次へ「新しいこと」「進展しないと」「成長しないと」「働くことがベース」となんとなく自分の作ったレールがあったんです。カランコエに来ることはそのレールから外れることだったけど、今は、仕事を休むのも悪くないと思えていて、休んでいても自己肯定感が高い自分がいますし、そう考えられる自分も好きになれました。ハードルが下がり、「生きているだけでいい」と思えます。

働くことがベースにあったけれど、「生きているだけでいいじゃん」と、今は生きることがベースになりました。アドラー心理学の授業での「自分の幸か不幸かは自分で決める」「他者に責任を向けない」という学びもそのように思わせてくれました。

そう思えるのは、周りの人への感謝が根底にあります。お金、生活、サポートがあるおかげで今の自分があり、将来は必ず恩返しがしたいと思っています。昔は期待に応えようとしてやりすぎたり、自己実現しようとする気持ちが大きすぎて、自分と上手くコミュニケーションできていなかったのかもしれません。


就職に関しては、「体調を大事にしながら働けるところで就職しよう」と考えをシフトチェンジしました。そのため、面接では正直に自分の話をするようにしてきました。今の会社に決まるまで何社も見学や面接をしましたが、不採用が続いたり辞退したこともありました。でも、自分の考えを認めてくれた会社とのご縁があり、いま仕事をしています。やりたいことじゃなくても、将来につながるかもしれない、好きになるかもしれない。こだわりすぎずに体調を優先させて、臨機応変に選択できたことがよかったと思います。


【面接の際、どんなことを正直に伝えて相談したのですか?】


・疲れやすい症状がある

・鬱症状があれば休みをいただけるか、また休憩させてもらえるか

・業務内容の配慮はなくても良いのでなんでも頑張りたいと思っている


これらの話をすることで「落ちるかな」と思うので勇気も覚悟もいりますが、「就職がゴールじゃない」と生きることがベースになっているので、生きることを苦しめない選択をしたいと思って正直に話しました。


【モットーにしていることは?】


①頑張りすぎない

「疲れた」と自分から手を挙げて伝える。休みをとることに対して「それでいいんだ」と思うようにしています。


②自分のことを見つめる

用事など何かの行動を取る時、一旦「元気かな?行けるかな?」とやるやらないの判断を自分に問いかけるようにし、やらないことに対してもOKを出しています。


③休みを全力で休む!

お休みをいただいた時は、申し訳ないと思ってしまいがちだけど、いいや!と割り切って寝たり、散歩したり、好きなことをしてその日をしっかり楽しむ。これを続けていたら、日常的に楽しむこと自体が上手になってきたと感じます。1日寝てしまって後悔するかしないかも自分次第。自己中心的になってはいけないと思うので、他者の価値観や視点も知りつつ、最終的に自分の判断を大切にしたいです。


④感謝

今の生活ができるのは周りのおかげ、親、奥さん、友達、カランコエ、職場の理解があってこそだと思っています。元気になったら恩返ししたい!今の自分を良しとしてくれて、自分の価値観を知ってくれていて、誰も文句を言わないでいてくれて、「これは奇跡だ」と思えるほど感謝しています。


【人間関係に悩む方では、そのように思えない方もいると思いますが、ご自身の中で何を大切にしていますか?】


価値観を知ってもらえて当たり前と思わないで、相手の気持ちを考える相互理解が大切だと思います。昔はそんなに上手ではなかったかもしれなくて、自分の思いがグーッと前に出てきてしまっていましたね。カランコエでコバケン(外部講師の小林さん)が対話の授業をしてくださって、「対話=目的を発見・探究すること/会話=議論すること」というお話が心に残っています。自己理解=他者理解という相互理解の概念が分かったので、今でもそれを思い出して実践するようにしています。また、「100のうち60しかできなかった」ではなく、「できた60に目を向ける」という劣等感の話も心に残っています。


【働いて気づいたことは?】


「働くことは生きるプラスα」だということです。

生きることがベースで、働くことは豊かさのプラスαなので、どんな形であれ働けているのは豊かであるということなんだ!と思っています。

ミスをしたって、一日2時間だけでも、働いているだけで「えらい!ありがとう!」と言われて嬉しい!

もしお金をたくさん持っているとしても働いていきたいです。なぜなら、どんな仕事でも働くだけでプラスαになるんですから。だからこそ無理をしない。生きているだけでいいと思えばマイナスになりようがないんですよね(笑)。そう思えるのは、やっぱり、生きることに感謝しているからです。朝起きて目が覚めたら、まず有難いな〜と思えるんです。


これからは、サポートしてくれているみんなへ、恩返しという形で感謝の実現をしていきたいです。


【みなさんにメッセージを】


「あなたは生きているだけで十分!」


カランコエのスタッフさんもきっとそう思っています。生きていることを肯定してくれます。就職先を一緒に探してくれたり、寄り添ってくれるので、働くことに対しての価値観がプラスになり、新しいステージを踏み出せると思います!



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