カランコエに来たきっかけを教えてください。
「仕事をすると調子が悪くなる適応障害」と言われていました。病気のことをネット検索したところ、カランコエを見つけました。
今までは、焦って仕事を探し再就職を繰り返していたので、「もう繰り返したくない!」「家にいても余計に悪くなる」と思い、まずは相談をしに行ったんです。
「仕事を休むのは人生のほんの一部だよね」と言う言葉に背中を押され、就活することをお休みし、カランコエに身を置くことを決めました。
初めてカランコエに来たときは、自分が今のようにマインドが上がって、こういう自分になっているなんて想像がつかなかったです。
通っている中で、どのような変化がありましたか?
カランコエに来てから、やはり経済的な不安や焦りがありましたが、授業を通してメンバーと打ち解けていき、次第と安心感を持てるようになりました。同じ悩みや想いを持ちながら深い話もできるようになり、毎日がすごく楽しかったです。
スタッフさんからのすすめで、ある研修を受けました。その研修にちなんだ職場を紹介していただいたんですが、「もしかしたらまた半年でやめちゃうかも?」という不安がありました。でも「辞めてもまたカランコエに戻って再スタートすればいいからね」と聞けてひとまず挑戦することにしました。
働き始めて約1年が経ちますが、どのように過ごしていますか?
働き始めた当初の「仕事が嫌になっているかも」という不安は今は全くありません。適応障害を乗り越えたのかもしれません。
今は「ずっと働いていたい」「職場をもっと良くしたい!」「管理職としてスタッフ達が働きやすくなったら良いな」と希望を持って働けています。
それは、受け入れてくださった社長はじめ、スタッフさんが私を見捨てず根気よくご指導くださったからです。本当に感謝しています。これからも成長していきたいです。
心に残っている社長の言葉があるそうですね。
「一歩も進めていない」と言う私に「半歩進めれば良い。成長したいと思えない人は成長できない。」と言ってもらえた。半歩づつでも進んでいることを一緒に信じてくださり、勇気をいただきました。
だからこそ、この職場のために自分も成長して、周りの方も幸せでいてもらえることが私の役割だと思っています。
夢はありますか?
私の夢は、人を勇気付けられる人になることです。
病気を抱えているから任せられないと言う世間的な判断があることはわかっています。でも、私が病気を抱えながらでも、自信を持って今の仕事を一人前にこなすことができるようになれば「障害や病気を持っている人でも、頑張ればできるんだよ!」と証明できると思うんです。そんな姿を見せて、「変わることができる」と言う視点で、社会で障がいや病気をもつ方の雇用が受け入れられるようになっていったら嬉しいです。
10年後の自分から今の自分へ
まだ焦りや手放せない感情があるけど、もう少し気楽に仕事していいよ。
大枠の目標はあってもいいから、スモールステップで行ってね!半歩づつでいいから。
生き辛さを抱えている世の中のみなさんへ
これから就職を目指すみなさんには、ぜひトライアル雇用での就職をお勧めします。
私にとっては、「いつ(カランコエに)もどってもいい」「ダメなら次に行こう!」と力を抜くことが仕事を続ける支えになりました。この職場と自分は合っているか?をお互いに確認することもできます。
「三人寄れば文殊の知恵」と言いますよね。
カランコエには同じ想いを持っている人がいます。話せる場所があります。一人で抱え込まないで、想いを共有してみてください。何かは解決していくと思いますよ!
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