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やってみれば案外できるもんだ      ~自分の気持ちを大切に~

  • inforeborn150nagan
  • 7月14日
  • 読了時間: 4分

Q. カランコエに来る前はどのような状態でしたか?


仕事をしていない時期が長く、生活リズムも不規則でした。なかなか眠れず、薬に頼ることもあり、仕事に向かうというのがすごく不安が大きかったです。全然眠れないので起きる時間も遅くなってしまって、行動する時間が制限されてしまっている感じでした。



Q. 就職活動をする上で、メンタル面での問題はありましたか?


正直、病んでいたと思います。仕事を探して履歴書を送ってみても条件が合わず、前に進めない焦りや不安を感じていました。金銭的にも不安があり、「このまま生活できるのかな」と常に考えていました。自分の条件に合う求人を何とか探して応募して、でもダメだったりすると、そこから動きずらくて進んでいかない感覚になったりして、何回か浮き沈みはあった気がしますね。



Q. カランコエに通おうと思ったきっかけは何ですか?


新聞の求人広告を見たのがきっかけです。生活リズムが崩れている自覚があり、決まった場所で動ける必要があると感じていました。自分なりに就職活動をしましたがうまくいかず、どこか後押ししてくれるような頼れる場所が必要だと感じました。



Q. カランコエに通所していてよかったことはありますか?


行動範囲が本当に狭かったんですけど、カランコエに通所するようになって、人と挨拶をしたり話したりするのが新鮮で嬉しかったです。久しぶりに長野駅に来て、ちょうど冬の時期だったのでクリスマスの装飾があったり、コロナでできていなかったツアーが再開してきたのを見たりして、世の中が動いてきたなという活気を直に見ることができました。



Q. 通所して約2カ月という速さで就職先が決まりましたが、どう思っていましたか?


生活していくためには仕方がなかったと思っています。カランコエに通っている間は色んな勉強もできたんだろうけれども、安定した生活を確保することが最優先でした。経済的にギリギリだったので、生活の安定が気持ちの余裕につながったのは大きかったかな。何が正解かはわからないけど、あの時はあの選択でよかったという感じ。



Q. 働いていてどうですか?


実は反りの合わない人がいて、一度辞めようと思ったことがあるんです。会社の人に相談したところ、その人と顔を合わせないシフトにするから辞めないでほしいと。すると朝の時間のシフトに入らなくてはいけなくなったんです。持病の治療や通院で朝がだるくてつらいので、朝は働けないという制約を自分で作っていたのですが、やってみたら案外できるもんだなと。制約ってなんだったんだろう(笑)

最初は自分の身体のことを職場の人に話すことに不安があったんですけれども、話したことで理解してもらえていると感じていますし、お互いに不安なところを伝え合ったり無理をしないように声を掛け合うなど、良い人間関係が築けています。あとは仕事をして動けるというところを実際に見てもらって、できるということが周囲の人に伝わって安心してもらったのか、今は特別扱いされている感じはないですね。



Q. 働く上でのモットーはありますか?


以前は「こうでなければならない」というこだわりがありましたが、今はそれがなくなり、柔軟に考えられるようになりました。職人さんのように一人でやる仕事でなければ、周りの人と協力して、和気あいあいと働ける場所が良いと思っています。自分のやりたい仕事やできることなら何でもよくて、大きなこだわりはないというのがモットーかもしれないですね。



Q. 一人で就活に困っている人たちにメッセージを送るとしたらどんなことをお伝えしますか?


仕事は一つに決めつけず、色々な可能性を探ってみるのが良いと思います。もし興味のある分野があれば、飛び込んでみるのも一つの手です。大切なのは、入ってから周りの人と良い関係を築くこと。相談できる人を見つけて頼ってみるのも良いと思うんですよ。

就職はタイミングも重要だと思います。もし良い求人があれば、思い切って挑戦してみるのも良いかもしれません。もし合わなければ、辞めることもできます。自分もそういう気持ちが多々あったけれども、色んな人にカバーしてもらってこれまで続けられています。その時の自分の気持ちを大切にすることが一番だと思います。


 
 
 

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