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いつかは自分が橋渡し役に

  • inforeborn150nagan
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

「何もしないよりは」から始まった、自分らしい未来への一歩


アトピーの悪化による心身の不調に悩み、「働くなんて考えられなかった」と語るSさん。一歩ずつ、さぐりさぐり進んできた彼が、今では一人暮らしを始め、将来の開業という大きな夢を追いかけています。その変化の舞台裏を伺いました。



Q. カランコエに来る前は、どのような状況でしたか?


正直、当時は「まともな状態」ではありませんでした。中学の部活が終わった頃からアトピーがひどくなって。お風呂上がりは体に熱がこもって、痒くて眠れない……。精神的にもずっとつらくて、将来のことなんて全く考えられない状況でした。

そんな時、母親が新聞でカランコエのことを見つけてくれたんです。「何もしないよりはいいかな」と、半信半疑で勇気を出して見学に行ったのが始まりでした。



Q. カランコエには最初から馴染めましたか?


いえ、最初はすごく緊張しました。ドアを開けるのも勇気がいりましたし、人が多いところが苦手で、最初は別室の小部屋で過ごしていたんです。

でも、少しずつ「今日は行けるかも」と思える日が増えていって。通ううちに、自分の感想を言ったりグループで話したりすることも、「間違ってないかな」と不安だったのが、だんだん自分らしい言葉で話せるようになっていきました。



Q.カランコエでの生活で、印象に残っていることは?


スタッフのみんなと事務室でワイワイおしゃべりするのが楽しかったですね。あとは「座禅」の授業。静かな空間で自分の話を少しするだけで、心がスッキリしたんです。講師の方の言葉にも救われて、「この授業があるなら行こう」と思える場所でした。

それと、通所中に車の免許を取ったこと!何度も試験に落ちて大変でしたが(笑)、合格した時にスタッフの皆さんが自分のことのように大喜びしてくれたのが、今も忘れられません。



Q. 就職までの流れはスムーズでしたか?


生活のリズムが整って、自分の意見も言えるようになってきた頃、「そろそろ働きたい」と思えるようになりました。スタッフの方の紹介で長期の実習をさせてもらったのですが、そこが自分に合っていて。「ここならできそう」と思えたところで、自然な流れで面接、採用となりました。無理なくステップアップできたのが良かったです。



Q. 今はどのような生活を送っていますか?


仕事は順調で、言うことなしです!ルーティン作業から始めて、最近はマルチタスクもこなせるようになってきました。

プライベートでは一人暮らしを始めて、自分で車を運転して。今は興味があった「カイロプラクティック」の勉強もしています。



Q.将来の夢があるとお聞きしました。


はい。いつか自分で開業したいと思っています。今も無料体験会を開いたりして、少しずつ動いているんです。

もし僕のお店に、昔の自分のように生きづらさを感じている人が来たら、相談に乗ってあげたい。そして、その人とカランコエのような場所をつなぐ「橋渡し役」になれたら嬉しいなと思っています。



Q. 昔の自分に、一言声をかけるなら?


 「ここにきたら、変われるよ。気持ちが楽になるよ」

大丈夫。安心して行ってきなよ、と背中を押してあげたいですね。



Q. いま、悩んでいる方へメッセージをお願いします。


僕はたまたま運が良かっただけかもしれません。でも、もしここがなかったらと思うと、今の自分は想像できない。

だから、「一回行ってみるか」「どんな場所かな」くらいの、軽い気持ちでいいんです。まずは誰かに相談して、気負わずに見学してみてほしいです。



【編集後記】

  最初は「小部屋」からスタートしたSさん。自分のペースを守りながら、一歩ずつ「できること」を増やしていった先に、今の輝く笑顔がありました。彼の「橋渡し役になりたい」という夢を、私たちも応援しています。

 
 
 

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